勤続年数

医歯薬分野の勤続年数は、平成24年度の資料で医師が5.6年、歯科医が5.1年、薬剤師が6.7年です。さらに、他の職種では獣医師が8.8年、診療放射線技師が10.7年、看護師が6年となっています。これを見ると分かるのですが、やはり業務内容が忙しいとされている医師や看護師は比較的勤続年数が短いと言えます。
一方で、業務内容が比較的楽だったり労働環境が整っている診療放射線技師や薬剤師は長めです。獣医師は業務内容もそれほど楽ではないし収入面でもそれほど高くはないのですが、それでも動物が好きだからというこだわりの強い人がなる職業でもあるので、勤続年数は長いです。そして歯科医ですが、これは第一に開業医が多いというのが上げられます。この勤続年数というのは病院での勤続年数のことだと思われるので、そう考えると5年ほどで独立して、というのが妥当なのかもしれません。
そしてもう一つ、近年歯科医は増加傾向にあり国としても例えば歯科大学の定員を削減するなど、人数を調整しようとしているのです。しかも、独立したとしても同業がたくさんいるのでそこまで収入が高くならず、最近では歯科医のワーキングプアまで問題になっているようです。ですので、歯科医を長く続けても将来的に不安があるという人も少なからずいると思います。最近では医学部に入りなおす人まで出てきているそうです。勤続年数というのは、そんな様々な事情がかいま見える数字なのではないでしょうか。