実習

医歯薬分野で働くのは大変だということは周知の事実だと思いますが、何より大変なのは座学だけでなく実習があることです。実際の病院で実習するのでとても必要なことではありますが、体力的にも精神的にもハードです。医学部では、最初の1,2年は医療に関係ないような分野の基礎講義が続くところが多いのですが、そんな中、将来医師になるということを意識出来るのが、最初の実習です。この実習は、専門課程に入る3年生くらいにやるのですが、半年ほどかけてご遺体を解剖するいわゆる解剖実習です。5~6人のグループで行い、今日はどこを解剖するなどきちんとノルマがあるので、そのノルマが終わらなければ休日に学校に来たり夜遅くまで残ってやったりしなければならない大変なものです。当然、これに平行して普通の授業もあるので、医学生はとても忙しいです。そして高学年になると、病院での実習が始まります。ポリクリと呼ばれ、3~6人のグループで全部の臨床科を1~4週間ずつかけて周っていきます。主に、1人の患者さんについて学んでいくことが多く、その患者さんの検査があったり手術があるときには見学をしつつ出来る範囲で手伝いをしたりします。医学生は医師免許はないので患者さんに何か施術をすることは出来ないので、医師の雑務を手伝ったりします。また、患者さんともお話したりしながらその患者さんの病歴や臨床経過などをまとめたレポートの作成を行ったりしながら、座学で学んだことを体験することで理解を深めていきます。そしてあとは学校を卒業して試験に合格して免許取得を目指すだけです。